日記

復興の道しるべ⑤

昨年の水害より半年が過ぎました。人吉では、仮設住宅で生活される方、被災した自宅の修繕が終わり自宅で生活される方、新居で生活される方もいれば、まだまだそうでない方もたくさんおられます。また、被災して手付かずの家屋も多く残っており、至る所で水害の爪痕が今になっても見受けられます。

そのような中で、「新しいお仏壇を購入したからお参りしてほしい(=入仏式法要)」という連絡を頂きます。まだ新居の整理も出来ていないのにも関わらず、新しいお仏壇を迎え仏縁に遇って頂けることは大変有難いことです。

被災者の方より「水害から逃げる時に位牌や過去帳だけは守らないといけないと思い真っ先に持ち出しました。」「浸水した自宅から位牌を見つけ出すのに苦労しました」という声を聞きました。

こうしてご先祖の方を偲ぶことは大切なことです。ご先祖の方を思う時改めてこの私が「お陰様」によって生かされていることに気付かされることでしょう。

【人吉別院では今なお全国各地より支援物資が寄せられます】

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